私たちが皆さんのからだを診させて頂くうえで、
1つの指標にしていることがあります。
それが『睡眠』です。
ヒトは睡眠中に身体を回復させます。
脳や身体の一日の疲れが眠ることでリセットされるなら、
回復力あり!ですね。
『一晩寝てもスッキリしない、朝からツライ・・・』
どこかのCMみたいですが、
このような状態は、睡眠だけでは回復できない、
自己回復力は落ちていると言えます。
くびや肩、腰など筋肉の疲労や関節の痛みが
朝、起きた時に前日よりも良くなっていたら良いのですが、
むしろ朝、痛いとか、
夜、痛みや違和感で眠れなかった、となると
身体の状態はかなり悪いと考えます。
また、
「なかなか寝つけない」
「夜中に目が覚めてしまう」
というお悩みも聞きます。
これもまた、朝あるいは1日中つらくなりますね。
日中の活動時に活発に働く交感神経の働きが
夜になっても興奮状態にある、
あるいは身体を休める時、リラックスする時に優位になる
副交感神経の働きが弱いと
脳が覚醒したままになってしまうのです。
強いストレスを感じている場合、
心やからだが無理をしている場合などはこのような状態になりやすいです。
どんな理由であれ、
夜眠れないと、日中どのような状態になるか、
みなさん想像がつきますよね。
そして昼間、つらいから休む、というのもなかなか出来ません。
そうしてまた新たな疲労が蓄積してしまうという悪循環に陥ってしまいます。
質の良い睡眠を確保することは
身体を回復させるためにとても重要なことです。
鍼やお灸は、肉体的にも精神的にも、緊張をときほぐし、
循環を良くするとともに、免疫力や細胞修復力をアップさせます。
ほかにヨガや優しめのストレッチ、
好きなアロマをたいて、ゆったり深呼吸など、
自分の身体が喜ぶ快眠方法をみつけましょう。
「身体を休める」スイッチを切り替えるひとときを作りましょう。