これまでに息子の喘息について発信してきました。
3月に1年以上ぶりに出てしまった咳喘息の発作も、
小児科の先生のご指導とお灸で急速に治まり、
今はまったく咳喘息の気配はなく過ごしております。
梅雨明けを待って薬も軽くできそうです。
しかし、先日息子のことで気づいたことに「呼吸の深さ」があります。
発端は「僕は体力がない」という言葉。
いやいや、サッカーやっているんですから!
そうはいってもそれなりにあるでしょう?!と思っていたのですが。
小学校の体力テストの一つに「シャトルラン」という種目があり、
サッカーのチームメイトと比較してあまりにも差があるのです。
疑問を持ちながら過ごしていた中で、
「ねえ、ちょっと深呼吸してみて」
といってやってもらうと、なんと!!!
肩が上がって必死に吸っているではありませんか!!
呼吸の方法は「胸式呼吸」と「腹式呼吸」があります。
ざっくり言うと、
「胸式呼吸」は背骨、肋骨、胸骨からなる胸郭を広げて呼吸する方法で、
「腹式呼吸」は横隔膜を使って呼吸する方法です。
基本的には無意識でこのどちらかを使って呼吸しているのですが、
息子のやり方は胸式呼吸ではあるものの、胸郭が膨らむ感じはなく、
肩を持ち上げるようにして微妙に胸郭の上の方だけ広げようとしている程度。
これでは酸素がしっかり肺に入りません。
体内の酸素が足りなくなれば、無論長い時間筋肉を動かすことはできません。
それは本人の言葉通り「体力がない」となるわけです。
咳喘息は落ち着いているけれど、普段から息子は浅い呼吸で、
一生懸命サッカーをしていたのか・・・と思うと
申し訳ない気持ちになりました。
「未病治」「養生」とはこういうことか・・・と。
はっきりとした症状が治まっていても、
なんとなくうまくいっていない状態は平素からあるのだということを
息子を通して改めて確認した一件でした。
これからは、単に「風邪をひくと呼吸器にくる」といった
ダメージを受けやすい体質の改善ということにとどまらず、
「深い呼吸がしやすくなる」ことを目標に、
お灸で呼吸に関わる筋肉を緩めながら、
深呼吸の練習をして使えるように、
たくさん酸素が取り込めるようにいてあげたいと思います。
私の夏休みの宿題です\(^o^)/