セルフケアにお灸を取り入れている、ある患者さまが話してくれました。
「体につらいところがあっても、我慢して何もしないでいることがほとんど。
きっと周りにいる人ほとんどが(お灸を)やった方がいい人ばっかりだと思う」と。
この方ももちろんお体がつらいとは感じていながら
何もしなかった、する余裕がなかった時期があったそうです。
でも体の声に気づき、ケアをするチャンスが来た時、
ご自身のお体と素直に向き合われました。
それから数年を経て、施術をお受けになっていく中で、
「お灸の効果を体で感じるプロ」だなと感じます。
長い時間をかけて、ご自身の体の声と向き合い、
刺激による体の反応を感じとる術を習得されています。
これが出来るようになると、
ハイレベルのセルフケアがしっかりと機能していくと思います。
お灸をしたことで、体がどのように変わったか、
そして、どこにお灸をするとどう変わるのかが分かるようになるからです。
からだは自分自身が一生使うものです。
出来るだけ長く、出来ることなら最期のその時まで
快適でいたいですよね。
それには、自身の体の声に耳を傾け、
本当はつらいところはないかな?
実は無理しているところはないかな?
なんて感じ取ってあげることが大切だと思います。
気づいた時が体と向き合い、ケアするチャンスです。
4月。
ぜひ、その一歩を!
きよもと やすこ